【2】過去に引きずられないって何て幸せなんでしょう!父から受けた暴行(蹴られた)の話
父に何も言わず、勝手に髪の毛の色を明るくしたことで、とんでもない修羅場が待っていることは、当時の私には分かりませんでした。
今振り返ると、頑固な父なんだから、こうなることは当然といえば当然なのですが、やはりそのあたりは経験不足で、大人からすると何でそんなことするの?!ということをやってしまったのです。
玄関がガシャーン!と開くと、鬼父がクワっと私の頭を見て、 「お前!なんだその髪型は!!ふざけるんじゃねぇぞ!!!」 と、びっくりするほどの罵声を私に浴びせました。
この時、私はちびるぐらい恐怖だったのですが、頑張りました。だって、自分のしたことは間違っていないと思ったからです。「こうありたい」という自分から湧いてくる想いを否定してしまうからです。
話し合いをして、説得しようとしましたが、父にとってもうそんなことは通用しない状況になっていました。
靴のまま部屋の中に駆け込んできて、くるや否や私の右腕を思い切り蹴り飛ばしました。そのはずみで部屋の隅にドーンと飛んだ私は、一瞬意識が遠のきました。
隣の部屋にいた母がびっくりしてこちら側に来ました。母は、私の前に立ちはだかりながら、父に「お父さんやめて」と言ったのですが、やめてと言い終わる前に母も蹴られて吹き飛んでしまったのです。
その後は、もう何をされたのか、何を話したのか、何を言われたのか、会話があったかさえなど全く覚えていません。
もし、今の私の家庭で同じことがあったとして、同じ状況になる可能性はあるかというと、そんなことにはなりません。
なぜかというと、暴力以外に解決する方法があるからです。それは対話です。そして、普段からの何気ない会話です。
私のかつての家族には、そういう対話の機会がなかったのです。面白い話はよくするけど、真面目な話はただ一つ、「父のルーツ」について父から話を聞く時だけでした。親としてではなく、1人の大人として、娘と向き合う、こういうことを父は知らなかったのかもしれません。
今、娘と話をしている時に、ふと父のことを思い出し「お父さんはこういう話を私たちとしたかったのかもしれないな」と考えることがあります。
あの時の父は、社会と真摯に向き合っていた、戦っていた、そして家族のために従業員のために、会社を良くすることに精一杯だった。
でも、本当はもっとのんびりした生活を送ったり、娘たちと社会について、人生について対話したかったんじゃないかなーと、今では思います。
父はこの暴行事件から3年後に、病気で亡くなりました。50歳でした。
父の死は、母や姉、弟にとっては大きな岐路でした。
引かれていたレールがぱったりなくなってしまったのです。それは、私たちにとってはあらゆることからの解放だったのにも関わらず、私はそのあと30年近く父の呪縛が解かれなかったのです。
トラウマは、一度にビャっ!!とはがすというよりは、少しずつ、少しずつほぐしていった方がいいと思います。
取り組んだ間は効果測定をして、また取組んで、変化を少しずつ感じていった方が実感が持てますし、また新たな何かが出てくることもあるし、人間て人生て本当に面白いです。
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